喪主だけでなく参列する側も知っておきたい知識!?葬儀でよくある疑問を解決しよう!

今さら聞けない通夜や告別式・葬儀の違い

誰かが亡くなった際に催す、通夜・葬儀・告別式、これらは名前を聞いたり実際に参列したことはあるけれどもそれぞれどのような目的の中で執り行われているのか良く分からない人も多いのではないでしょうか。
単にお葬式といった意味合いの中で参列したり考えているケースも多いようですが、それぞれの違いを知っておくことは大切です。
葬儀は、家族や友人など故人の冥福を祈り死者を葬るための儀式で、宗教や宗派により異なるもので仏教では僧侶のお経やお焼香、神道は神官による祭詞および祈祷、キリスト教の場合は聖書の朗読やお祈りなどを行う儀式になるわけです。
一般的に、お通夜の翌日の昼間に執り行われるもので時間にして1~3時間程度で、火葬の後に続けて繰り上げの初七日法要が行われることが多くなっています。
告別式は、故人と最期のお別れをする式典で、お焼香・玉串奉奠・祈祷・献花などを行います。
葬儀の後に続けて行われることが多くなっていていることや、葬儀と告別式の間の明確な区別がありません。

宗教の儀式としての葬儀が減少している背景

日本の葬儀は、古事記や日本書紀にも記述があるように殯がルーツであり、仏教や道教などの複数の宗教の慣習が加わった儀式です。
殯は、神代から続く日本独自の葬送方法であり、昭和天皇も殯で弔われています。
殯は、専用の宮を建築して遺体が白骨化するまで安置する葬送方法であり、現在の通夜のルーツです。
日本に伝播した中国仏教は、仏教に儒教と道教が融合した宗教であり、位牌は先祖祭祀を重要視する儒教の魂魄二元論に基づくものとされています。
また、中国仏教では先祖祭祀をする際に髑髏を祀ったとされ、名残りとして位牌の上部が丸くなっているのが常識です。
聖地インドでは、死者が輪廻転生する事から先祖を祀る宗教観が無いので先祖を祀る儀式はなく、葬式仏教と揶揄されています。
葬儀は、国を跨ぎ伝播する事で宗教観が大きく変わってきた経緯に加え、日本が無宗教者が多い事から仏教の慣習に従った葬儀は減少傾向にあり、お別れ会や音楽葬など自由な葬儀が増加しています。

葬儀に関する情報サイト
葬儀のよくある疑問

大切な方が亡くなってしまった場合、悔いの残らないお別れをしたいですよね。喪主を務めることになった際には悲しみの中マナーについていちいち考えている余裕はないと思います。また、そんな悲しみに暮れている喪主の方に迷惑をかけないためにも、参列者もきちんとマナーを把握して故人を送り出すようにしましょう。では、葬儀に必要なマナーはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは必要な知識を解説していくので確認してみてください。

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